HISは25日、今年の年末年始(2022年12月24日~2023年1月3日)の予約状況から、海外旅行動向をまとめた。予約者数が最も多かったのはソウル(前年4位)で、2位はホノルル(前年1位)に次ぎ、バンコクは3位(前年3位)だった。
予約者数は前年同日比で1,914.1%(約19倍)と大きく伸びたものの、急激な円安や移動・健康への不安、海外旅行に対する心理的・経済的ハードルから、コロナ前の2019年比では2割程度に留まった。
平均単価は19万6,700円(前年比130.6%)。航空機にかかる燃油サーチャージが昨年より値上がりしていることが大きく影響した。
バンコクは寺院などの伝統的な観光に加え、新しいエンタメを楽しめる旅先として3位にランクイン。コロナ渦で動画配信サービスの視聴が増え「タイ沼」という造語が生まれるなど、タイドラマファンの増加が影響している。
平均旅行日数は6.3日間。コロナ前の2019年は6.1日間で、若干伸びている。出国ピークは2022年12月29日、帰国ピークは2023年1月3日。
【調査概要】
調査日:2022年11月15日(前年同日比)
調査対象:HISにて対象出発日(2022年12月24日~2023年1月3日)の旅行を申込者
対象商品:パッケージツアー、ダイナミックパッケージ、国際線航空券