タイ保健省精神衛生局(DMH)は、タイ国内の小学1年生を対象にIQ・EQの調査を行い、結果を発表した。2021年に実施された同調査では、IQの平均値が102.8で、初めて100を上回る結果となった。EQは通常基準の83.4%だった。
タイ地元紙によると、全体に占める割合は、IQ130以上は10.4%、IQ90以下は21.7%、IQ70以下は4.2%で、IQ70以下の割合は国際標準値の2%より高かった。
前回2016年の調査でIQの平均値は98.2であり、同局はIQの上昇を良い傾向と捉え、2027年までに103まで上げたいとしている。
県別のIQの結果は、バンコク112.6、ノーンカーイ109.4,プラーチーンブリー108.3、ウッタラディット108.2、ノンタブリー108.2。最も低かったのはヤラーの93.4。結果が100以上の県は36あり、前回2016年の調査の12県より増加した。
情報不足のため調査できなかったのは8県。アユタヤ、ロッブリー、サラブリー、ナコーンパトム、サムットサーコーン、スパンブリー、トラン、パッタルン。