経済産業省は、タイ工業省と「タイにおける産業保安のスマート化制度の強化に関する日本国経済産業省とタイ王国工業省間の協力に関する覚書」(MOC)に署名したと発表した。
このMOCによる協力内容としては、産業保安のスマート化に関する日タイ政策対話の開催、産業保安のスマート化分野の技術活用に係る人材育成、スマート保安コンソーシアムの活動支援等となる。
このMOCによって、タイのプラント等におけるAIやIoT等の活用を通じた、安全性及び効率性の継続的な向上が期待される。
両国は、2018年6月にタイのプラント等における安全性及び効率性を向上させることを目的とした3年間の協力覚書を締結し、これまで日本の専門家派遣やセミナーの開催などを通じた技術的な協力を実施してきた。
このような中で経済産業省とタイ工業省は、「産業保安のスマート化に関する日タイ政策対話」を開催し、AIやIoT等の活用を通じたタイのプラント等における安全性及び効率性の更なる向上を目指すため、より実践的な内容での技術的協力を継続することで一致し、新たにスマート保安に関する協力覚書に署名した。