各報道によると、国家警察本部のウィチヤン本部長は6日、5日18:00頃にノンタブリー県バーンブワトーン郡内のアパートで発生した爆発事件について、これまでに回収された爆発物製造に使用される部材等から、先月20日にバンコクのナーンルゥン競馬場で発生した爆破事件を含むバンコク及びノンタブリー県内で発生した4件の爆破事件と今回の爆発が関係している可能性が濃厚になっており、また証拠次第では今月5日にバンコクのタリンチャン区内で発生した爆破事件にも繋がる可能性がある事を明らかにした上で、4件の爆破に関与した重要人物の逮捕に繋がる情報を提供した者に対してそれぞれ10万バーツの懸賞金を提供する方針である事を明らかにした。
また、爆発が発生した202号室の借り主の男性(46)が、反独裁民主主義同盟がバンコクのラーチャプラソン交差点で集会を開催していた期間中に、自警組織員として集会に参加していた他、チェンマイ県内の民主主義市民連合系団体事務所に向け大型の爆竹や石等を投げ込んだ容疑で逮捕状が発行され、保釈中に出頭命令に応じず逃走していた事が確認されているという。
尚、男性の安否に関しては、現場で回収された人の腕の一部が男性のものと見て調査を進めているという。
一部報道によると、6日夕方までに現場で発見された5体目の遺体が男性ではないかと見て調査が進められている模様で、また監視カメラ映像から爆発発生当時、男性が室内にいた可能性が高いという。
一方、チェンマイ県ハーンドン郡内に住む男性の夫人は、男性がタクシン元首相の熱烈な支持者で、4月10日にバンコクのコークウア交差点で発生した赤服軍団と治安当局との衝突の際に銃弾を受け負傷していた事を明らかにした。
夫人によると、男性が負傷しチェンマイに戻って数日滞在した後に何も言わずに家を出ていたが、その後4ヶ月間にわたり音信不通だったという。
尚、男性が赤服軍団の自警組織員だったとされている事や不穏な動きに関与していると指摘されている事に関しては、何れも否定している。
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