6日昼過ぎまでに確認出来た各報道によると、5日18:00頃にノンタブリー県バーンブワトーン郡内のアパートで発生した爆発事件について、治安当局側は、爆発が発生した202号室が爆発物の製造拠点として使用され、また首都圏で発生している一連の連続爆破とも関係する可能性があると見て捜査を進めている。
法務省特別捜査局は、タイの政治史上最も重要な月である10月に計画されていた破壊活動用の爆発物が室内で製造されていた疑いがあると指摘している。
これまでの検証作業で、室内から爆発物製造に使用される可能性があった電子回路やエアコン用冷却ガス容器等の他に、ライフル銃や国家体制転覆運動を窺わせるタイトルがつけられたビデオCDが回収されている。
また、ウィチヤン国家警察本部長によると、爆発発生直前に身元不明の男性が部屋から出てくるのが監視カメラ映像で確認されている事を明らかにしている。
一方、部屋を借りていたとされるチェンマイ県出身の男性は、麻薬の前科がある他に2009年に爆発物投下の容疑で身柄を追われ逃走中の身で、またバンコクのラーチャプラソン交差点で開催されていた反独裁民主主義同盟の集会にも参加していた事が確認されている。
バンコクポスト紙は、警察筋からの情報として、男性が、4月5日にマッサージパーラー”ポセイドン"で発生した自動車爆弾爆発事件に使用された自動車をチェンマイから運転してきた疑いがあると報じている。
* 情報が錯綜していた初期段階の報道では、漁業用桟橋から爆発が発生したと報じられていましたが、その後の報道によると、漁業用桟橋はアパートに併設されていたレストラン名の一部だったようです。
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