各報道によると、アピシット首相は7日午後、バンコクにある泰日競技場内で開催されていた民主主義市民連合や愛国者ネットワークを中心としたグループの集会の場でカオプラウィハーン遺跡問題に対する政府側のスタンスを説明したが、グループ側の主張との溝を埋めるにいたらず、あらためて8日10:00から約3時間にわたり政府広報局系テレビ局ch11で生中継される公開討論の場で再度協議が行われることになった。
尚、泰日競技場に集まったグループは同日夕方までに解散した。
一方、第一地区国軍本部前に集結したグループを率いている愛国者ネットワーク幹部のウィーラ・ソムクワームキット氏は、依然2000年覚書の破棄や遺跡周辺の国境紛争地からのカンボジア国軍の追放等4つの要求に対する明確な回答が政府側から為されていないとして、明確な回答が得られるまで同本部前で座り込み活動を展開する方針であることを明らかにした。
ウィーラ氏等が率いていたグループは、当初首相官邸前に集結していたが、最終的に当局側の要請を受け入れ集会場所を第一地区国軍本部前に移動していた。
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