各報道によると、法務省特別捜査局のターリット局長は5日、4日夕方までにバンコクの首都圏警察本部コークラーム署に出頭し身柄を確保されたセークサン・ウォラピティヂャルゥングン容疑者が、Big-Cラーチャダムリ店前爆破事件への関与を否定していることを明らかにした。
セークサン容疑者は、コークラーム署管内で爆発物が大量に搭載された自動車爆弾と思われる乗用車が発見された件に絡んで逮捕状が発行されていた。
ターリット局長によると、セークサン容疑者は、反独裁民主主義同盟の集会に参加していたこと及び問題の乗用車に乗車したことがあることは認めているが、爆発物が搭載された乗用車が何の目的に使用されるかまでは関知していなかったと供述しているという。
また、Big-Cラーチャダムリ店前爆破に関しては無関係であると供述しているが、特別捜査局側は、乗用車内で発見された爆発物に使用された電子部品とBig-C前爆破で使用された物が酷似していること、またこれまでの捜査でセークサン容疑者が同盟過激派の実行要員だった疑いが浮上していることから、同容疑者が何らかの事情を知っていると見て引き続き捜査を行う方針であることを明らかにしている。
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