NTTドコモ・グローバルは10日、タイ複合企業チャロン・ポカパングループ(CPグループ)のグループ会社Ascend Commerceと、タイにおけるリテールマーケティングビジネスの成長に向けた資本提携に合意し、株式引き受け契約を締結したと発表した。
同社によると、Ascend Commerce が NTT ドコモ・グローバルに対する第三者割当増資を実施。普通株式を取得する。出資⽐率は20%。
契約に基づき、NTTドコモグループが国内で蓄積したマーケティングに関する知見と、Ascend Commerceのタイにおける顧客基盤などのアセットを活用。タイにおけるリテールマーケティングの更なるDX推進と、顧客満足度や利便性の向上に向けて業務提携の検討を進める。
Ascend Commerceは、タイでEコマースやポイントプログラム、マーケティングなどのAmaze事業を展開するデジタルプラットフォーム会社。2025年から同事業を開始。利用者はCPグループのコンビニエンスストア、スーパーマーケット、通信サービスの利用や、提携銀行、クレジットカードで獲得したポイントを、Amazeポイントに交換可能となった。
同社は、CPグループのサービスを利用する約4000万人に対し、Amazeポイントの相互交換を通じて、サービスやポイントの利用促進と顧客満足度向上、利便性向上を目指す。
CPグループは、コンビニエンスストアのセブンイレブン(1万5245店舗)、スーパーマーケットのLotus(2520店舗)、大型スーパーマーケットのMakro(162店舗)、携帯事業のTrue(約5200万契約)、デジタルウォレットのTrueMoney(約3200万ユニークユーザー)などの事業を展開。タイ国内でトップクラスの店舗数・契約者数となっている。