各報道によると、首都圏警察本部のサンターン本部長は2日、バンコクのBig-Cラーチャダムリ店前で発生した爆破事件に絡んで、事件に関与した疑いがある2人(報道により2-3人)がカンボジアとの国境線周辺に逃走中であるとの通報に基づき行方を追っていることを明らかにした。
また、これまでの捜査で乗り合いワンボックスカーの運行に関与しているグループが事件に関係していた疑いが浮上していると共に、バンコク銀行シーロム支店前爆破を初めとする3-4件の爆破案件に関与した疑いが持たれている、カッティヤ・サワディポン少将と近い関係にあると思われるグループが爆発物の製作や仕掛ける行為に関与している疑いが濃厚になっていることを明らかにした。
これに先だって、1日に行われた国家警察本部と首都圏警察本部との共同記者会見の中でサンターン本部長は、首都圏警察本部コークラーム署管内のアパート前に爆発物が積まれた乗用車が発見された事件に絡んで事情聴取が行われていた女性の証言から、女性の弟を含むカッティヤ少将配下の者に繋がる乗り合いワンボックスカーの運行に関係している4人が事件に関与していたことを窺わせる情報が得られていることを明らかにしていた。
また、その際にサンターン本部長は、カッティヤ少将以下のグループが「ある老人」の指揮下で活動していたことを明らかにしたが、老人の正体に関しては良からぬ考えを持つ者であると語るに留めていた。
尚、パンロップ・ピンマーニー大将、タクシン元首相の従兄でもあるチャイヤシット・チンナワット大将及びチャワリット元首相何れも2日までにカッティヤ少将との関わりを否定している。
一方、法務省特別捜査局のターリット局長は2日、捜査当局から捜査資料が提出され次第、既に別件で逮捕状が発行されている男を除く3人の容疑者の逮捕状申請を視野に証拠固めを行う方針であることを明らかにした。
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