私立バンコク大学が行う世論調査クルンテープ・ポールが30県内在住の有権者1,434人を対象に、不審任決議案の採決が終了した2日に行った調査で、71.7%の回答者がアピシット首相に信任票を投じると回答し、次いで71.0%の回答者がゴーン財務大臣に信任票を投じると回答し、以下、54.4%の回答者がソーポン運輸大臣に、53.6%の回答者がガシット外務大臣に、52.8%の回答者がステープ副首相に信任票を投じると回答し、チャワラット内務大臣に信任票を投じると回答した者が50%という結果になっていた事が明らかになった。
また、不審任決議案審議後に望むものに関しては、45.3%の回答者が現政権による職務継続をあげ、28.4%の回答者が議会解散、17.6%の回答者が内閣改造、3.8%の回答者が首相辞任をあげた。
一方、不審任決議案審議の際の与野党等に対する評価に関しては、野党が10点満点中5.43点、与党が6.51点、下院議長が6.55点で、また、審議中に提示された資料に関しては、46.2%の回答者が与党側の資料の方が野党側より信用できる、18.1%の回答者が野党側の方が与党側より信用できると回答、更に、審議で最も評価できる人物に関しては、与党側は82.4%の回答者がアピシット首相の名をあげ、野党側は78.8%の回答者がチャルゥム・ユーバムルン警察大尉の名をあげた。
また、審議に対する評価に関しては、52.9%の回答者が役立つものだった、37.2%の回答者が程々に役立った、9.9%があまり役立たなかったと回答し、審議終了後もまだ疑惑が晴れていない案件に関しては、最も多い66.8%の回答者が、黒服の存在やパトゥムワナーラーム寺に向けた銃撃、ショッピングセンターの焼き討ち等の強制排除関連の案件をあげ、以下、パープルライン電化鉄道計画が絡む不正疑惑、内務大臣による近親者への利益供与疑惑と続いた。
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