カッティヤ・サワディポン少将は9日、プゥア・タイ党主要党員のパンロップ・ピンマーニー大将と反独裁民主主義同盟のヂャトゥポン・プロームパン氏を初めとする幹部との間にあったわだかまりが解消された事を明らかにした。
9日招集された同盟の幹部会の際にマーニット・ヂットヂャングラップ氏がパンロップ大将と幹部との間のわだかまり解消の仲介を務め、最終的にパンロップ大将とカッティヤ少将が従来通り集会に参加する赤服軍団の警備関連を受け持つ事で合意に至り、パンロップ大将もその決定を受け入れたという。
前後して、チャワリット元首相もパンロップ大将と同盟幹部とのわだかまりが解消した事を確認した。
尚、先だって同盟幹部のナタウット・サイグゥア氏は、幹部会終了後に行われた記者会見の席上で、これまでのパンロップ大将等の言動のみならず、今後の言動も全て同盟・赤服軍団とは無関係であるとし、パンロップ大将等との決別を宣言していた。
一方、同盟幹部のヂャトゥポン・プロームパン氏は、パンロップ大将が提唱する民主主義の為の国民軍構想は武闘派路線を連想させ政府側に攻撃の口実を与えるだけのものであるとし、あらためて国民軍構想を受け入れる考えが無い事を確認した上で、引き続き従来からの平穏・非暴力を旨とした活動を展開する方針であることを明らかにした。
また、ヂャトゥポン氏は、具体的な日程は決まっていないと断った上で、タクシン元首相の資産差し押さえ案件の判決が下される2月26日の前、または後に開催される政府打倒を目指す大規模集会に100万人以上が確実に集まる見通しであることを明らかにした。
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