検事総局のトンピット報道官は8日、現枢密院評議会議員のスラユット元首相のカオヤイ国立公園内にある別邸が国立公園の用地を不法に占拠しているとされる問題に関して不起訴処分にしたのは、同元首相が国立公園の用地を不法に占拠しているという事実を知らずに第三者から転売を受け、更に森林局からも土地取得の許可を得ていたという事実に基づいて決定されたものであることを明らかにした。
しかし、トンピット報道官によると、たとえ悪意が無く取得された土地であっても、森林局側には法に則って不法占拠している部分の返還を要求する訴訟を提訴する権利があり、また、同様なアドバイスを7日迄に森林局に対して行っているという。
一方、現政権の二重基準体質の攻撃材料としてこの問題を取り上げている反独裁民主主義同盟・赤服軍団は8日、あらためて11日にスラユット元首相別邸前での抗議活動を決行する方針を確認した。
地元ナコンラーチャシーマー県の赤服軍団幹部によると、11日7:00にシーキウ郡のラムタコーン・ダム及びカオヤイ・ティヤンへの登り口前に集合し、9:00頃に隊列を組んで徒歩でスラユット元首相別邸前を目指す方針で、全国から3万人前後がこの抗議活動に参加する見通しだという。
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