選挙委員会のソトシリー委員は13日、クーデター政権時代に国家立法議会議員だったことで知られ、また民主主義市民連合幹部や40人グループと称される上院議員グループと親交があることで知られるバンナウィット・ゲーンリヤン海軍大将を虚偽告発で刑事告発する可能性があることを明らかにした。
この発言は、12日にバンナウィット海軍大将が国民会議顧問という立場で、連合幹部としても知られる同会議事務局長のチャイヤワッイト・シンスウォン氏を伴い首都圏警察本部トゥン・ソーンホーン署を訪れ、サコンナコン県内で展開されている補欠選挙戦に現在被選挙権が剥奪されているネーウィン・チットチョープ氏が選挙活動に関与していることを見逃したとして選挙委員会委員に対して職務遂行義務違反で法的措置を講じるよう要求したことを受けたもの。
この刑事告発に対してソトシリー委員は、仮にネーウィン氏がサコンナコン県内で開催されたセミナーに出席したことに対して自分が適切な法的な措置を講じていなかったことが認められた場合は、自ら警察に出頭する用意があるとした上で、一方的な告発で終わらせない為に自らも虚偽告発でバンナウィット海軍大将等を刑事告発する予定であると語った。
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