タクシン元首相は3日夜、ビデオリンクを利用して行われた演説の中で、安定した恒久的な真の民主主義を実現させる為に、早急な1997年憲法の再運用の開始、議会の解散及び同憲法に基づく上下院議員選の実施、独立的ではない独立機関の上下院選挙終了までの暫定存続及び選挙終了後の新メンバーの選出、政党解党により被選挙権を剥奪された者に対する権利回復の4つの要求を実現させる事が急務であると指摘した上で、集会参加者に対して力を結集して要求実現に向け取り組んでいくよう要請した。
また、2日間演説を休止した事に関しては、自分が消息を絶っている間にどのようなデマがどの様な筋から流れるか見極めるために休止したとし、また、カンボジアのプノンペンに滞在中との噂やフンセン首相の家に滞在中との噂も事実ではないとした上で、この休止のおかげであらためて国家と国民の為の民主主義復活に向けて闘っていく為の新たな気力を養う事ができたと語った。
更に、自分の為に闘っていると指摘されている事に関しては、既に自己改善に努め今や己を捨て国家の為に闘い続ける意志を強くしているとした。
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