11日、前政府支持派の反独裁民主主義同盟幹部のウィトゥータレーン・パタナープーミタイ氏や旧同盟幹部で2007年憲法改正国民委員会のウェーン・トーヂラーガーン氏等が議会の解散を要求する書状をチャワラット暫定首相宛に提出した。
今回の動きについてウィトゥータレーン氏は、憲法裁判所による3党解党判決による混乱に乗じた利益追求の為の政権交代の動きに軍側が背後で関与していると指摘した上で、今後どの様な政権が誕生しようとも安定性が保障できない状況下にあっては議会を解散し民意を問うことが最善の解決策であると指摘した。
一方、タクシン元首相の電話出演が予定されている前政府支持派イベントを13日に開催する旧反独裁民主主義同盟幹部のウィーラ・ムシカポン氏は、タクシン元首相の電話出演により、一端は旧パラン・プラチャーチョン党勢力から離れ民主党側についた議員が元の鞘に収まることになるとの認識を示した。
また、ウィーラ氏は、仮に民主党を中心にした連立政権が成立し前政府支持派の赤服軍団がフルに活動を再開しても首相官邸や2空港を占拠するような暴挙に出た民主主義市民連合のような法律の枠をはみ出したり、国民に困難をもたすような活動を展開する考えが無い事を確認した。
更に、ウドンターニー県の前政府支持派団体幹部のクワンチャイ・プライパナー氏が、仮に民主党を中心にした連立政権が成立した場合はチェンマイ県の支持派と共同でチェンマイとプーケットの国際空港を封鎖すると宣言したと伝えられている事に関しては、詳細はクワンチャイ氏に聞いて欲しいと断った上で、空港を占拠する行為は前政府支持派の活動方針に反しており容認されるべき事では無いとの考えを示した。
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