30日午前、民主主義市民連合傘下の反汚職国民ネットワーク事務局長のウィーラ・ソムクワームキット氏が警察犯罪防止取締局を訪れ、憲法裁判所判事を買収した容疑でソムチャーイ首相を刑事告発した。
ウィーラ氏によると、ソムチャーイ首相が法務省次官だった2001年に、タクシン元首相が絡む資産隠し裁判の審理を担当していた当時の憲法裁判所判事のウラ・ワンオームグラーン氏をタクシン元首相に引き合わせ当該裁判に対してタクシン元首相側に有利な裁定を下すよう働きかけていた疑いがあるという。
ウラ氏に関しては、タクシン元首相周辺から息子の高級官僚への登用と引き替えにタクシン元首相に対して有利な裁定を下すよう働きかけが行われていたと指摘されていた。
尚、タクシン元首相が絡む資産隠し裁判は僅差でシロの裁定が下されており、また、この判決公判の際に、その後同元首相と敵対する事になる、同元首相を政界に引き入れた事でも知られる現連合幹部のヂャムローン・シームァン少将がスダーラット・ゲーユラパン女史と共に傍聴席から同元首相を激励する姿が目撃されていた。
参考
タイの地元新聞を読む