バンコク知事選出選挙に出馬しているチューウィット・ガモンウィシット氏は22日、女性・児童の権利保護財団を主催しているパウィーナー・ホンサグン女史のもとを訪れ、女性・児童が絡む社会問題の解決に向けた政策への協力を要請した。
嘗て大手マッサージパーラー・チェーンの経営者として警察によるみかじめ料徴収の実態を暴露し一躍マスコミの寵児に躍り出たチューウィット氏と売春撲滅を訴えているパウィーナー女史とは犬猿の仲だったことで知られ、当時チューウィット氏が経営していた、事実上売買春のサービスが提供されているマッサージ・パーラーが未成年の女性を雇用し接客をさせていたとしてパウィーナー女史が刑事告発したこともあった。
尚、この告発に関して刑事裁判所は、問題となった未成年の女性が過去に別の店で偽造した身分証明書を使用し年齢を偽って同様な接客をしていたことから、自らの意思で年齢を偽ってチューウィット氏の店で働いていたと認定した上で、パウィナー女史側に対して、チューウィット氏を陥れる為に意図的に未成年の女性を抱き込んだ疑いがあると指摘すると共に、チューウィット氏に対して無罪の判決を下していた。
また、タイ・ラック・タイ党の解党に伴い被選挙権を剥奪されている関係で今回のバンコク知事選には出馬していないものの、パウィナー女史は同知事選の常連候補だった事でも知られている。
タイの地元新聞を読む