プラチャラート党のサノ党首は10日、パラン・プラチャーチョン党と民主党の二大政党が連立を組み小政党が下野し監視機能を担う事が最善の情勢打開策になるとの考えを示した。
これは、パラン・プラチャーチョン党のソムチャーイ副党首を始めとする同党3幹部との面会を終えた後に語られたもので、サノ党首によると、面会の席上でパラン・プラチャーチョン党と民主党が手を組み良質な政権を樹立し小政党を野党に据えると共に、首相に親政府派・反政府派両派の殺し合いを誘発しないサマック氏でもアピシット氏でもない全ての階層から受け入れられる人物を据えるべきであるとの考えを伝えた事を明らかにした。
また、サノ党首によると、会談の席上で仮にパラン・プラチャーチョン党側がサマック党首を後継首相候補に指名した場合は、指名の為の下院議会に欠席すること、また、同党が主導の政権が継続する場合は、タクシン体制を完全に除去すると共に反独裁民主主義同盟による親政府活動を即刻中止させるべきであるとの考えを伝えたという。
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