28日夕方、ナコン・ラーチャシーマー県県都内中心部で開かれていた民主主義市民連合主催の市民集会の舞台から約50メートル離れた植え込み付近でビニール袋で包まれたC4爆弾が発見され、一時集会参加者等を避難させた上で安全処理作業が行われる事態になりました。 警察側は、爆弾が発見された場所付近で目撃されていた長身の屈強そうな男が事情を知っていると見て身柄を追っているとしていますが、集会参加者の間からは集会を快く思わない警察側の自作自演だったんじゃないかとの声も上がっていたようです。 尚、処理されたC4爆弾は22:10に爆発するように仕掛けられた時限発火式のものだったようです。 一方、逮捕状が発行された事を受け28日15時過ぎ自ら警察犯罪制圧局に出頭したソンティ・リムトーングン氏は、同日20:30までに保釈金30万バーツで仮釈放されています。 ソンティ氏側は不敬罪の嫌疑を否定していますが、警察側は必要であれば毎週水曜日に事情聴取を行う方針でいるようです。 また、本件に関しては28日までに、経験上不敬罪の嫌疑には政治的な思惑が絡んでいると語る元公安警察局長のソムギヤット・プワンサップ警察中将を初め、元検事総長のカニット・ナ・ナコン氏、元タイ弁護士会人権分科会長及び元アジア・フォーラム事務局長のソムチャーイ・ホームラオー氏等が証人としてソンティ氏側を支援する方針を明らかにしています。
【市民集会の最新記事】
タクシン支持派団体、ソンティ氏を不敬罪で...連合、25日に政情分析の為の幹部会プーヂャッガーン紙編集長に名誉毀損で執行...世渡り上手、ソンティ氏が名誉毀損訴訟で原...連合、集会開催を見送りタイの地元新聞を読む