公報事項担当首相府大臣兼政府報道官のヂャクラポップ・ペンケー氏は11日、サマック首相が公共放送局TPBSとは異なる新たな中立的な報道を旨とする"独立局"がお目見えする事になると定例政見放送の中で語っていた事に関して、独立局とPTVとは無関係である事を確認したが、独立局の詳細に関しては、専門委員会によって全ての政府系メディアに関して包括的且つ詳細にわたって意見を聴取した上で設立の是非を検討する必要があると語るに留めた。
ヂャクラポップ氏によれば、現在存在しているメディアを非政府系のメディアと政府系メディアとに分けた上で、過去の政府系メディアによる報道が正しく公正に国民の知る権利を満たす良質な情報を提供していたか見極めた上で新たな独立局設立の是非を検討する事になるという。
しかし、ヂャクラポップ氏が言う「国民の知る権利を満たす正しく公正且つ良質な報道」の判断がタクシン政権時代に政府系メディアで為されていた報道を基準にして為されるのかについては語られることはなかった。
一方、ヂャクラポップ氏は前政権時代に任命された政府広報局局長の首をすげ替える可能性に関しては確認を避けたが、同局内に職務遂行面で偏向している人物が存在している事は認めた。
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