総合卸商社のエトワール海渡 (東京都中央区) は6月27日、タイ・バンコクで、同社が運営する猫モチーフ雑貨事業「鎌倉ねこサロン」のタイ市場への進出を発表した。ねこ雑貨を軸とした新しいライフスタイルの提案と、日本商品の認知拡大を目指す。
同社によると、2024年からタイの消費財最大手サハ・グループと「高付加価値商品の海外市場展開における戦略的提携」を締結。「鎌倉ねこサロン」の展開は、具体的な取り組みの第一歩となる。
今後、バンコク市内に実店舗を出店。アパレル商品やファッション雑貨、インテリア、手仕事品などの猫モチーフ商品を取り揃える。定期的なイベントやSNS連動企画を開催し、“ねこ好き仲間”のコミュニティハブを目指す。
サハ・グループ会長のブンヤシット・チョクワタナー氏は、「単にかわいい日本製品を販売するだけではなく、心を癒す厳選されたアイテムを通じて、タイの消費者に新たな体験を創造する」と語った。
エトワール海渡代表取締役社長の早川謹之助氏は「商品だけでなく、日々の暮らしにささやかな幸せと癒しをもたらす『ねこ×ライフスタイル』文化を提供したい。日本とタイのクリエイティブな才能が出会う新たな架け橋になることを願っている」と話した。