欧州の航空機メーカーであるエアバスは、タイの首都バンコクに新事務所を開設する。オフィススペースを30%拡張。同社の東南アジアの主要事業として注力する。
マティチョンの報道によると、新オフィスの面積は1200平方メートル。民間航空機やヘリコプター、防衛・宇宙を含む中核事業部門から、専門家200人超を投入する。
納品前にソフトウェアソリューションをテスト・検証する最先端シュミレーションラボや、航空工学の世界級先端技術センターであるフライト・オペレーション・エクセレンス・センターを併設。航空電子機器デジタルシステム会社のエアバス子会社NAVBLUEが運用する、最先端のフライトシュミレーターも設置する。
また、アジア太平洋の航空機をモニタリングし、リアルタイムのカスタマーサポートを提供するオペレーションセンターとしても機能する。
タイの航空教育機関や航空会社が、エアバス機の使用方法を指導するセミナー・研修室も完備。タイの航空教育レベルを引き上げる。
エアバス・アジア太平洋のアナンド・スタンレー社長は、タイは航空産業、航空技術、航空機受注の成長により、世界の航空リーダーへ躍進していると述べ、タイを航空機整備・修理センターとしてだけでなく、アジア太平洋の航空産業の先端技術・エンジニアリングの中心地にしたいと語った。