2日昼前、バンコクのノーンケーム区(報道によりバーンケー区)内で、ごく普通の日常生活を営んでいた善良な妊娠4ヶ月(夫の証言に基づくが報道により5ヶ月とするものもある)の女性(25)が、鳥の糞が頭上に落ちてきた事にかこつけて言いがかりをつけてきた女の仲間と見られる2人組の男に銃撃され死亡し、女性の母親と夫が負傷を負うという事件が発生した。
調べによると、死亡した女性と母親(52)及び兄(28)が家業である雑貨店の店番をしていた際に、客として現れた28歳位の女が、店の前に並べられている果物を選んでいる最中に鳥の糞と思われる粘りけのある物が頭上に落ちてきたことにかこつけて店の階上にいる人が窓から吐いた痰が頭に落ちてきたと因縁をつけてきたことから両者間で激しい喧嘩となり、一端は女が引き上げたものの、その後女の仲間と見られる3人組の若い男がバイク2台に分乗して現れ、内の2人が拳銃を見せびらかしながら女との問題を解決させる為の落とし前を要求し、2人組が拳銃を持っている事に気づいていなかった母親と兄が2人組に近づいたことから2人組が拳銃を発砲し、女性と母親に銃弾が命中し、その後発砲音を聞いた夫(40)が拳銃を持って階上から駈け降り2人組の銃弾で負傷を負いながら応戦した結果3人組は乗ってきたバイク2台を現場に置いたまま逃走していったという。
尚、報道によっては、一度現場から立ち去った女が男1人を連れて再度現れ同様に口論が展開され、その後再度女が現場から立ち去った後に今度は男3人組がバイク2台に分乗して現れ内の2人が店に向け銃を乱射し女性と母親に銃弾が命中し、銃声を聞いた女性の夫が拳銃を持って階上から駈け降り2人組の銃弾を受け負傷を負いながらも応戦した結果3人組はバイク2台を現場に置いていったまま逃走したと報じ、落とし前云々には触れていないものもある。
警察側は、現場に残されたバイク等から3人組の内2人の男を特定し行方を追うと共に残り1人の特定を急ぐ方針を明らかにした。
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