・15日午前、ソンクラー県サダオ郡中心部で、バイクで路上を走行中だった50歳の男性が、道路を挟んで二手に分かれ待ち受けていた2人組に銃撃され死亡。実行犯の内の1人は報復射撃で負傷を負った状態で逃走中との報道もある。警察側は、元国境警備警察所属の男性が闇宝くじ等の地下経済に関与していた他、少なくとも2件の殺人事件に関係していた容疑で捜査線上に浮かんでいたことから、地下経済絡みの抗争が事件の背景にある可能性が強いと見て捜査を開始。南部情勢との関係は極めて薄いと見られる。
・16日朝、ヤッラー県ヤッハー郡内で、人数不明の一味が路上の警戒作業中だった軍関係車両の通過に合わせ爆発物を爆破させると共に銃を乱射し、約10分間に渡って銃撃戦を展開した後に逃走。この爆破・銃撃戦により軍関係者3人が負傷。
・16日朝、パッターニー県サーイブリー郡内で、バイク2台に分乗して乗り付けた4人組が茶店に押し入り、店内で友人等と一緒に飲食中だった52歳の村長を射殺し逃走。
・16日17:30前、パッターニー県ヤッラン郡内で、私立イスラム教学校のオーナー兼宗教教師(53)が、学校の建設現場付近でバイクに乗った2人組に銃撃され重傷。
・17日夕方、ナラーティワート県ヂャネ郡内で、人数不明の一味が軍の臨時駐留地に向け銃を乱射し、数分間に渡って銃撃戦を展開した後に逃走。この銃撃戦で一味側1人が射殺。軍側に人的な被害は無し。
・18日15:00頃、パッターニー県ヤッラン郡内で、人数不明の一味が路上の警戒作業にあたっていた軍関係車両の通過にあわせ爆発物を爆発させると共に銃を乱射し、数分間に渡って銃撃戦を展開した後に逃走。この爆破・銃撃戦で軍関係者1人が死亡し2人が重傷。
・19日13:00過ぎ、ヤッラー県県都内サテーン地区で、バイクの2人乗りで路上を走行中だった仏教系系住民夫婦がバイクに乗った2人組に銃撃され、夫(44)が死亡。妻(39)は難を逃れる。当局側は夫婦が豚肉店を開いている市場内での対立が事件の背景にある可能性も含めて捜査。
・19日夕方前、パッターニー県県都内で、52歳の地区保健所所長の男性がバイクに乗った2人組に銃撃され死亡。男性はパッターニー県イスラム教委員会委員長で国家立法議会議員でもあるウェードゥーラーメー・マミンヂ氏の甥で、同委員長の自宅から帰宅の途上に銃撃された。
・19日17:30過ぎ、ヤッラー県ラーマン郡内で、村道内をバイクで走行中だった20歳のイスラム系住民男性が、バイクに乗った2人組に銃撃され死亡。男性は警察の情報要員だった。
・20日朝、パッターニー県コークポー郡内で、バイクで路上を走行中だった54歳の建設作業員男性が、バイクに乗った2人組に銃撃され死亡。男性は同県メーラーン郡内の村自警組織に所属していた。
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