選挙委員会は17日、タクシン前首相の肖像を使用した選挙活動で話題になったウタイターニー県内の中選挙区から出馬しているパラン・プラチャーチョン党のプラセーン・モンコンシリ氏に対して候補者資格を剥奪するレッドカードを発行する方向で検討を始めたことを明らかにした。
この方針は、選挙票獲得の為にプラセーン氏がタクシン前首相の肖像や同前首相と一緒に映った写真を使用し選挙活動を展開しただけでなく、更にタクシン前首相関連のVCDを有権者に配布した事により有権者を惑わし、選挙の権威を傷つけたとの判断に基づくもので、今後選挙委員会側はプラセーン氏に抗弁の機会を与えた上で、最終的にレッドカード発行の是非を検討する方針だという。
一方、プラセーン氏側は17日、選挙委員会側による不適切な発言の取り消しと同発言のメディアへの掲載への中止、及び自身が出馬している選挙区で行われた期日前投票のやり直しを命じる緊急処分命令の判断申請を行政裁判所に対して行った。
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