パラン・プラチャーチョン党は29日、タクシン前首相を党顧問に据える計画を白紙撤回した事を明らかにした。 この問題に関しては、選挙委員会側が解党され被選挙権を剥奪された人物を党の顧問に据えること自体は違法ではないものの、不適切であるとの見解を示し、また民主党や民主主義市民連合側は前首相の政界引退宣言と矛盾し国民を混乱させるとしてパラン・プラチャーチョン党に対して再考を求めていた。 尚、プゥア・ペーンディン党は27日までに、同様に被選挙権が剥奪されているスラギアット・サティヤンラタイ氏(元副首相、元外務大臣、元財務大臣等)を党顧問にすえる方針を決定している。 今回の決定に関してグテープ報道官は、選挙委員会側が合法であると判断してもタクシン前首相を顧問に招く事はいらぬ批判に晒される事に繋がり得るとして計画を撤回をするべきと判断した事を明らかにした上で、同前首相の肖像を選挙ポスター等に使用する事に関しては、最終的に党員個人の判断に委ねられるものの、サマック党首自身は前首相の肖像を使用する必要は無いとの考えを示していた事を明らかにした。 特に東北部を地盤とする元下院議員の間では、「神通力」がある前首相の肖像を使用する動きが顕著だという。
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