第四地区国軍本部は24日、384人の個人に対して向こう6ヶ月間に渡ってソンクラー県及び南部国境三県への移動及び居住を禁止する措置を講じた事を明らかにした。 同本部によると、この措置は地域内の安全保障を脅かし、また正常化推進作業を阻害する恐れがある特定の個人を対象にしたもので、2004年に域内を対象に発布された非常事態令第11条7項の規定に基づき禁止措置が講じられた。 一方、ナラーティワート県内では24日早朝、軍・警察の混成部隊がスンガイ・パーディー郡内で集中摘発を行い、モスク付きの宗教指導者1人を含む男6人と女1人の身柄を拘束し、電動のこぎり2台等を押収した。また、この集中摘発の際に、ヤーバー7錠を所持していた同地に帰省中だったパッターニー県内の基地に所属する兵卒1人が逮捕されている。 この集中摘発で身柄を拘束された男女7人は、何れも分離主義組織実行部隊の地区幹部と見られている。 また、ソンクラー県テーパー郡内では、同県サバーヨーイ郡、テーパー郡、ナータウィー郡及びヂャネ郡を統括する分離主義組織の爆発物担当幹部として身柄を追われていた26歳のイスラム教徒の男が逮捕されている。 男は取り調べに対して、5月にサバーヨーイ郡内で発生し5人が死亡した市場爆破事件に関与していた事を認める供述を行っているという。 一方、パッターニー県ヤッラン郡内では、バイクの2人乗りで路上を走行中だった仏教系住民夫婦が何者かに銃撃され2人とも重傷を負った。
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