プラチャラート党のゴン副党首は21日、20日に明らかにした同党とマッチマーティパッタイ党及びルゥアム・ヂャイ・タイ・チャート・パッタナー党の三党合同で単一政党を結党する計画が法律の壁に阻まれ暗礁に乗り上げた事を明らかにした。 発言の中でゴン副党首は、総選挙実施の告示から12月23日までの間に充分な準備期間を設ける事が出来ないとして三党の合併計画への参加を断念したとした上で、計画の理想を尊重し今後政治連合という形で残る二党と協調関係を維持していきたいとした。 尚、ゴン副党首側は、プラチャラート党を電撃離党しマッチマーティパッタイ党党首に就任したプラチャイ・リヤオパイラット氏とサノ・ティヤントーン氏との対立が合併計画参加断念の背景にあるとの指摘を否定しているが、前後してマッチマーティパッタイ党のアノンワン幹事長がサノ氏に対して党への合流を打診しているが明確な回答が得られていないと語り、言外に同党主導で党の合併を進める意向を強く示唆していることから、プラチャラート党及びマッチマーティパッタイ党の両党間で主導権を巡った何らかの対立が発生しているとの見方もされている。 一方、今回の三党合併計画へ参画していると伝えられていたルゥアム・ヂャイ・タイ・チャート・パッタナー党のチェーッター党首は、20日にチャーッチャーイ元首相邸で行われた協議に党関係者は一切参加して折らず、また参加していたバンナウィット海軍大将も党とは一切関係していないとした上で、あらためて合併計画への参加を否定した。 チェーッター党首によると、旧タイ・ラック・タイ党が推し進めてきた大衆政策とは一線を画する国民本位の党公約を近日中に発表する方針だという。 参考
揺さぶり合戦? 三党合併とのゴン氏の発言をルゥアム党は否定【Coup D'etatの最新記事】
タイの地元新聞を読む