首相・内閣に対する不信任決議案審議の準備を進めている国家立法議会議員のプラソン・スンシリ空軍少将との間で対立が伝えられているスラユット首相(兼内務大臣)は8日午後、現枢密院評議会議長のプレーム・ティンスラーノン大将から薫陶を受けた軍の将校同士という立場で話し合いによる関係改善に務める意向を明らかにした。しかし、公開の場での二者間協議を行う可能性は否定した。 発言の中で、スラユット首相は、政治に関与するべき立場に無いプレーム議長に関係改善の為の仲介役を要請する考えが無い事を強調した上で、自らが直接プラソン空軍少将と話し合い雪解けに努めるとした。 尚、陸軍司令官時代に道義的な信念と相容れないとして断ったとされるプラソン空軍少将からの依頼の内容に関しては、対立を煽りたくないとして明らかにしなかった。また、クーデターへの協力依頼があったとの憶測が広がっている事に関しては、その様な事をメディアに対して語った事は一度も無いと語り一笑に伏し、またプラソン空軍少将がスラユット首相から過去に陸軍司令官ポストに就くことが出来るようロビーの依頼を受けていたと発言した事に関しても否定した。 * 報道により依頼を受けた時期を国軍司令官時代とするものと陸軍司令官時代とするものがありましたが、スラユット首相の8日の発言を見る限りは実際には陸軍司令官時代に依頼を受けていたようです。
【Coup D'etatの最新記事】
下院議長選出投票で連立与党の一部票がバン...国家安全保障評議会が活動を終了下院議会、副議長2人もパラン党から下院議会、ヨンユット・ティヤパイラット氏...国の事を第一に考え連立参画を決断したとバ...タイの地元新聞を読む