8日未明、軍・警察約400人で構成された混成チームはナラーティワート県スンガイ・パーディー郡内11ヶ所で集中摘発を行い、17人の身柄を拘束し銃器類や銃弾、双眼鏡、各種機器類等を押収した。 拘束された17人は、何れもRKKの実行部隊員及び地元幹部と見られ、内の2人は何れもタムボン行政機構の評議会議長及び評議会議員を務めた事がある元地元政治家で何れも実行部隊の指揮官クラスと見られている。 また、同日未明ソンクラー県サバーヨーイ郡内でも集中摘発が行われ、33歳のイスラム系の男の身柄を拘束し、銃器2丁や多数の銃弾、通信機等を押収した。 男の身柄拘束は、これまでに逮捕された分離主義組織の実行部隊の首領クラスと見られる2人の男に対する捜査により実現したもので、少なくとも5件の殺傷事件の謀議が男の潜伏先で行われていたと見られる。尚、男は分離主義組織の構成員である事を認める証言を行っているという。 一方、ナラーティワート県県都内では7日夜半、3人を下らないと見られる一味がイスラム系住民の民家前に小型トラックで乗り付け、内2人がドアを蹴破って屋内に押し入り家人等に向け銃を乱射し、家主の28歳の男性が死亡し、その妻(26)及び近隣住民男性(29)が重傷を負った。事件発生当時屋内では家主夫婦やその子供、近隣住民等合計8人がテレビを見ながら談笑中だった。
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