プラチャラート党の最高顧問であるTPI系のプラチャイ・リヤオパイラット氏は5日、党を離脱するする方針を明らかにした。 プラチャイ氏によると、離脱を決心したのはサノ党首の政策方針と相容れなかった為で、一般に言われている党首の座を得ることが出来なかった事とは無関係なのだという。 プラチャイ氏の影響力からTPI党と揶揄される事もあるプラチャラート党に関しては、潜在力があり経済に明るいプラチャイ氏の党首就任を後押ししている過半数を超える党員と、党首の座の明け渡しを頑なに拒絶しているサノ党首との間で対立が発生していると伝えられていた。 尚、プラチャイ氏は、今後の去就に関しては8日までに明らかにすると語ったものの、既に党の結党届けの提出を済ましているマッチマーティパッタイ(中道主義)党への合流の可能性は否定しなかった。 マッチマーティパッタイ党は、当初同党の結党を志していたマッチマー会派首班のソムサック・テープスティン氏が、会派のプラチャラート党への合流を決断した傍らで、将来の分裂を見越して近親者を通じて保険目的で結党を進められていたと言われており、マッチマー会派出身のアノンワン幹事長(ソムサック・テープスティン氏夫人)は、約80人の会派メンバーと相談の上で党離脱の是非を検討すると語っているが、早晩プラチャイ氏等離脱組と合流しマッチマーティパッタイ党を本格的に始動させる方向で動き出すのではないかと見られている。 今回のプラチャイ氏の離党を受け、同氏と同様に民主主義市民連合との関係が深いガールン・サインガーム氏やソムブーン・トーンブラーン氏、インタラット・ヨートバーントゥーイ大将等が党を離脱した事が確認されている。
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