選挙委員会事務局長のエーカチャイ・ワールンプラパー氏は17日、地方の住民の多くが上院議員の役割を正しく認識していない傾向にあることを認めた上で、広報を強化し啓蒙に努めている事を明らかにしました。 スワン・ドゥシット・ポールが全国の有権者を対象に行った意識調査によると、43.8%の回答者が上院議員と下院議員は同じ役割を担っていると認識していると回答し、また58.29%の回答者が候補者本人の売り込みよりも100バーツから500バーツで票を買収するなど、票の取りまとめ役による集票行動が蔓延っていると回答するという結果がでていたようです。 また、意識調査の結果を裏付けるように特に地方部では有力下院議員の夫人・親族や関係者が上院戦に出馬し、特定政党の票の取りまとめ役が集票活動を担っていることも、住民が上下院議員の役割の違いを認識できない大きな原因となっていると見られているようです。 一方、チャート・タイ党党首のバンハーン・シルパアーチャー氏は、上院選に於いて票の買収行為が蔓延っている事に強い懸念を表明した上で、かかる行為を放置している選挙委員会の体質に疑問を呈していました。
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