ヤッラー県ベートン郡の郡警察当局は9月30日、複数の安全保障関連情報筋からの情報としてBRNや新PULOの結成記念日を控えている10月中に南部国境三県及びソンクラー県をターゲットにした広域に渡る破壊活動が計画されている恐れがある事を明らかにした。 情報によると、域内各郡の中心部の密集地や当局関連施設、レストランやエンターテイメント施設等をターゲットにした同時多発型の破壊活動が計画されているおそれがあり、また、当局側による集中摘発から逃れていた分離主義組織関係者の一部がターゲット地区に戻り村民に紛れて身を隠しながら破壊活動の実行に備えるていることが確認されているという。 一方、同県バンナンサター郡内では、9月30日早朝、イスラム系住民男性(59)が自宅に押し入った人数不明の一味に銃撃され重傷を負い、またナラーティワート県ランゲ郡内中心部では、9月29日17:00過ぎ及び同30日11:00前に、何れも仏教系住民が経営する2ヶ所の雑貨店付近で爆発物が発見され回収処理がされた。回収された爆発物は、何れも1日8:10に起爆するようにセットされた時限発火式だった。 更に9月30日15:30過ぎには、同郡内でバイクの2人乗りで村道内を走行中だった何れもイスラム系の住民男性が、バイクに乗った2人組に銃撃され2人とも死亡した。
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