プラソン憲法関連3法案検討委員会委員長(元憲法起草作業委員会委員長)は27日、パラン・プラチャーチョン党党首に就任したサマック・スンタラウェート氏が自らをタクシン前首相のノミニーであると宣言した事が2007年憲法に違反する可能性があると指摘した。 これは、毒舌政治家としても知られるサマック氏が党首就任直後に、前首相のノミニーではないかとの記者団からの執拗な質問に対して半ば開き直り気味に自らを前首相のノミニーであると宣言した事を受けた発言で、プラソン委員長は、サマック氏の宣言は2007年憲法及び現在制定に向け検討中の憲法関連3法案に抵触する発言であると指摘した上で、政治家は慎重な発言を心掛け自ら墓穴を掘ったり、所属政党に被害を及ぼすような発言は控えるべきであると指摘した。 プラソン委員長によると、サマック氏のノミニー宣言は、政党が解党され被選挙権及び政党の執行幹部になる権利が剥奪された人物と一心同体である事を宣言した事に等しいことから、今後サマック氏の「宣言」を委員会の審議にかけ法的処分の可否に関して検討を行う方針だという。 一方、嘗て民主主義市民連合に合流していた事でも知られるプラソン委員長は、仮に国家安全保障評議会がタクシン制度の国内一層を達成できなかった場合は、タクシン制度の復活を阻止する為に活動再開の検討に入った民主主義市民連合に合流する意向を明らかにした。
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