ナコンラーチャシーマー県県都の警察当局は24日、23日夕方に中心部で発生した4WD車爆破事件に絡んで、死亡した古物商を営む42歳の男性と爆発現場近くにあった地区検事事務所内の検事との間で確執があった可能性がある事を明らかにし上で、男性が脅迫ないしは爆殺目的で所持していた爆発物を誤って爆破させてしまった可能性が高いと見て捜査を展開している事を明らかにした。 これまでの調べで、男性が車から降りる為にドアを開けた所で2発の爆発物が爆発し、その後の現場検証で未発の爆発物1発が回収されている事が確認されており、また、初期捜査段階では第三者が遠隔操作で爆発物を起爆したとの見方もされていた。 また、一部報道は男性が麻薬関連案件の協議の為に地方検事事務所に向かうところだったと報じていた。 警察側は、4WD車の登録上の所有者で男性と一緒に暮らしていた48歳の華人系女性の自宅で行われた家宅捜索により、遠隔起爆式の爆発物の製作に使用する目的だったと見られるリード線が繋がれた旧式の携帯電話機1台や地区検事事務所の検事との間で確執があった事を窺わせる内容が記された高級官僚宛のクレーム状等が押収された事を明らかにした上で、クレーム状に記載された内容を手がかりに事件の背景を洗い直している事を明らかにした。 尚、9m拳銃の不法所持の容疑で身柄を拘束され事情聴取を受けている女性は、男性と極めて親密な関係にある事は認めているものの、爆発に関しては一切関知していないと証言しているという。警察によると、女性は大物高利貸しとして県都内で知られた存在だという。
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