民主党のステープ幹事長は10日、チャワリット元首相やタイ・ラック・タイ会派が事実上乗っ取ったパラン・プラチャーチョン党の党首に就任する事がほぼ確実視されているサマック・スンタラウェート氏の何れでもない大物政治家2-3人が、タクシン前首相の政治的な思惑を裏で代理するノミニーとして、同前首相から数十億バーツを受け取っていると指摘した。 発言の中で同幹事長は、前首相のノミニーとされる大物政治家の具体的な名前はあげなかったものの、国民投票の票買収行為が蔓延っている事を例にあげた上で、拝金主義的なタクシン体制によってもたらされた金額の大小が国民の決断やタイの将来に影響を与える状況が依然国内に残っていると指摘した。 一方、チャワリット元首相が今後の政治的なスタンスの表明を保留している事に関しては、前評判が悪いサマック・スンタラウェート氏のパラン・プラチャーチョン党党首への就任が土壇場になって白紙撤回され、自身に党首就任のチャンスが転がり込む事を期待して敢えてスタンスを明確にしていないのではないかとの考えを示した。
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