チャート・タイ党副党首のチューウィット・ガモンウィシット氏は8日、国家安全保障評議会の政界入りを支持する意向を表明した。 発言の中でチューウィット氏は、"100万"パーセントの確率でソンティ議長が政界入りするとの認識を示した上で、現在の国内対立は前政権がもたらしたものであることから同議長の政界入りや親陸軍系の政党が設立されても国家に損害をもたらすことには繋がらないとの考えを示した。 一方、クーデターによって成立したものであるとの理由を掲げ新憲法案に反対を唱える動きがある事に関しては、まず彼らは歴史を振り返り過去に成立した憲法の全てがクーデターによって成立していた事を学び直すべきであると指摘すると共に、仮に独裁的な憲法案であるのなら国民投票にかける事無く勝手に制定されていたはずであるにも関わらず、国民投票にかけて新憲法案の信任を国民一般に問うている事に関して明確な説明をするべきであると指摘した。 その上でチューウィット氏は、新憲法案の是非は国民投票による国民の純粋な審判に委ねるべきで、1人あたり50万バーツで元下院議員を動員して地盤の住民にボイコットを呼びかけるような行為はもってのほかであると指摘した。 チューウィット氏によると、新憲法案の内容を読んでも解らないと言ってくる者に対しては、国家安全保障評議会を支持できるか否かで新憲法案の是非を判断し、後は生業に注力し総選挙が実施されるのを待つべきである。但し、国民投票後に誕生する大小の新政党の中には旧大政党のDNAを引き継ぐ政党が少なからず誕生するが、これらの政党は名前こそ違え根本的には夫婦に等しい関係にあるという事だけは心得ておくべきであると説明しているという。 これは、国民の多くが新憲法案の内容を理解していないと指摘されている事について質問を受けた際に、国民の多くが新憲法案を読んでも内容を理解できないとの考えを示した上で明かされたもの。
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