モンコン公共保健大臣は5日、今年5ヶ月間に南部国境三県域内で発生した561件の不穏な動きにより193人が犠牲になり、1,056人が負傷を負った事を明らかにした。 同大臣によると、この統計はソンクラー県、サトゥーン県及び南部国境三県内にある同省傘下の病院47ヶ所で集計されたもので、県別ではナラーティワート県が一番多く負傷者が393人、死亡者が76人となっており、以下ヤッラー県のそれぞれ330人、46人、パッターニー県の243人、48人、ソンクラー県の79人、23人と続く結果になったという。 また、病院に搬送された負傷者の救命率は約80%、搬送先の病院で死亡したケースが19%、事件現場で死亡したケースが11%だった一方で、医師の現場への緊急出動率は僅かに7%と低く、今後機動性のある救急治療体制の確立が急務になっているという。
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