1日18:00前、ソンクラー県ナータウィー郡中心部にある市場内で爆発が発生し、初期報道段階で当局関係者1人が死亡し、買い物客1人が負傷を負った。尚、報道により警察の派出所前で爆発が発生したとするものもある。 爆発発生当時、現場周辺は買い物客で賑わっていた。 また、22:30前頃には、ヂャナ郡内で学校が放火された他、テーパー郡内では、ほぼ同時刻に中心部にある市場前の路上に火炎瓶が投げ込まれ、郡内の路上数ヶ所に燃えたタイヤが放置された。 爆発が発生したナータウィー郡を始めとする南部国境三県と県境を接するソンクラー県のサダオ郡、テーパー郡、ヂャナ郡及びサバーヨーイ郡内では、分離主義組織側の新たなターゲットになる恐れがあるとして兼ねてから警戒が強化されていた。 また、これまでに行われてきた一斉摘発から逃れた分離主義組織の実行部隊幹部の多くがソンクラー県内の郡内に潜伏し、新たな攻撃に備えているとの見方もされていた。 一方、ヤッラー県バンナンサター郡内では1日17:30過ぎ、ターゲット地区内で一斉摘発作業中だった軍・警察の混成チームと人数不明の一味との間で銃撃戦が発生し、一味側5人が死亡し銃器4丁が押収された。尚、初期報道段階では警察側にも1人の死亡者が出たと報じられていた。
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