国家警察本部のアチラウィット報道官は10日、不敬罪に該当する発言をしたとされるソンティ・リムトーングン氏に対して事情聴取を行うために出頭令状を発行した事を明らかにしました。 同報道官によると、出頭令状は不敬罪疑惑を解明する為に警察内に結成された専門チームが捜査を行った結果、立件するにたる証拠が集まった事を受け発行されたもので、召喚部は4月17日となっているようです。また、同報道官によると、ソンティ氏が絡む不敬罪疑惑に関しては、これまでに全国で100件以上の告発が警察に寄せられているとのこと。 因みに、専門チームは、タクシン暫定首相に極めて近い警察将校クラスの人物中心に組織されているとも指摘されています。 一方、チァン・ラーイ県を地盤とするヨンユット天然資源・環境大臣の管轄下の森林局が、チァン・ラーイ県県都内にあるソンティ氏所有とされる100ライの土地の一部が国有地を不当に収容したものであると指摘されている事に絡んでチットチャイ暫定首相代行(暫定副首相兼法務大臣)が管下に対して逮捕状の発行を急がしているとされている事に関して、同暫定首相代行は、あくまで天然資源・環境省の管轄下の事柄で、安全保障関連を担当する自身の範疇ではないとして噂を否定しました。 この疑惑は、チァン・ラーイ県内の住民の告発に基づき森林局が調査した結果、国立公園を含む国有地の一部がソンティ氏系の人物により所有登記されていたというもので、民主主義市民フォーラム幹部のソムサック・ゴーサイスック氏は、疑惑指摘は既に予想されていたものであるとした上で、背後にソンティ氏に対して報復措置を講じたい権力側の思惑があるとの認識を示していました。 一方、ワラテープ暫定財務副大臣は10日、チァン・マイ県内のタバコ工場の建設に絡み特定一族に利益が供与された疑惑を指摘したソンティ氏を告訴する方針を明らかにしていました。
【市民集会の最新記事】
タクシン支持派団体、ソンティ氏を不敬罪で...連合、25日に政情分析の為の幹部会プーヂャッガーン紙編集長に名誉毀損で執行...世渡り上手、ソンティ氏が名誉毀損訴訟で原...連合、集会開催を見送りタイの地元新聞を読む