先の総選挙で全国最低の得票数でタイ・ラック・タイ党の対立候補を破り、見事下院議会に議員を送り込み、現在乗りに乗っている小政党の"お願いだから借金を帳消しにしてねとおねだりする人たちの党"(パク・コン・コー・プロット・ニー)が頑張って各地の選挙区に候補者を送り込んだおかげか、それとも"大政党"による小政党の買収工作が功を奏したのか、23日に16県39選挙区で行われる再選挙の候補者受付を9日締め切った結果、33の選挙区で複数候補者が立候補し、タイ・ラック・タイ党所属候補者の単独候補者選挙区は僅かに6選挙区という結果になりました。 おもわず、自分も借金帳消し云々なんて名乗る小政党に対抗して「そんじゃそこいらの金持ちぶっているタイ人よりも一杯税金を明朗に納めている可哀想な外国人勤労者が相応な権利をタイ政府におねだりする党」でも結党して次期総選挙に旋風を吹き込んじゃおうかなとか思っちゃったりしましたが(選挙権無いんだけどね)、因みに今回の再選挙には先の総選挙前に前回の総選挙で投票行為を行っていなかったとして失格になっていたタイ・ラック・タイ党のピムパー・ヂャンプラソン女史が、「4月2日の総選挙で投票に行ったから問題ないもんね」と言って懲りずに再度同じノンタブリー県第三選挙区で候補者受付を行っています。しかも、同県の選挙委員会も4月2日の総選挙で投票を行っているから問題無しとの、おかしな見解を示していたりしてます。 尚、複数候補者が居る選挙区では、最も得票数が多い候補者が当選を決めることができ、また、単独候補者の選挙区の場合は、全有権者数の20%以上の票を獲得する事が当選の要件となっています。 一方、再選挙が行われる南部の各県では、南部地区をタイ・ラック・タイ党フリーゾーン(ケート・プロート・パク・タイ・ラック・タイ)にしようと訴える民主主義市民連合の傘下組織関係者が投票所前に集まり、小政党候補者に立候補を断念するよう訴える活動を展開しており、特にソンクラー県内では、選挙委員会前で座り込み活動を展開する場面が見られていました。 また、ソンクラー県内で座り込み活動をしていた団体は、あたかも過剰な手段で選挙委員会ビルを封鎖し、候補者受付作業を妨害しているかのように偏向報道したiTVとCh11に対して抗議すると共に、ラジオ・テレビ放送記者協会に対して、かかる偏向報道に関する調査を要請しています。
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