ABACポールが、首都圏在住の1,468人を対象に次期下院議会及び次期首相指名に関する意識調査を行った結果、多くの回答者が次期首相として、既にタイ・ラック・タイ党を離党し政治の政界から距離を置いているプラチャイ・ピヤムソムブーン警察大尉(元副首相、元国務大臣、元法務大臣、元タイ・ラック・タイ党幹事長等)がもっとも適切であると回答していた事が明らかになっています。 調査結果によると、47.3%の回答者が次期首相にはタイ・ラック・タイ党からの干渉を受けない独立した人物であるべきと回答し、個人別では34.5%の回答者がプラチャイ・ピヤムソムブーン警察大尉が次期首相として最も適切と回答し、以下、実はソンティ・リムトーングン氏のマネージャー・グループの
共同設立者の一人だった事でも知られるソムキット・ヂャートゥシーピタック氏(副首相兼商務大臣、元財務大臣)が28.6%、民主党党首のアピシット・ウェーッチャーチーワ氏が24.3%という結果になっていたようです。 一方、次期下院議会に関しては48.7%の回答者が独裁的であるとして事実上タイ・ラック・タイ党単独の下院議会の成立に反対と回答、更に60.3%の回答者が仕切り直しの総選挙を行うべきであると回答していたようです。 今回の結果について、ABACポール側は、タクシン暫定首相の次期首相指名辞退宣言は、短期的な心理効果しかもたらしておらず、依然タクシン・チンナワット警察中佐がタイ・ラック・タイ党の中心におり、次期首相に党内の腹心を据える疑念が払拭されていないことが今回の調査結果に反映していると指摘していました。
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