民主党のアロンゴン副党首は30日、今後小規模なグループでバンコク内を始め各地で同時多発的に街頭活動を展開する方針を明らかにしている反独裁民主主義同盟に対して、現実を素直に受け入れ方針を見直すべきであると指摘した。 発言の中でアロンゴン党首は、今回の方針発表の背景に日を追うごとに集会参加者が減少している事に対する同盟側の焦りがあり、同盟が国益よりも私益に固執している限りは今後も参加者の減少をくい止める事が出来ないと指摘した上で、法律を遵守すると共により明確な目的のもとで活動を進めていくべきであると指摘した。 一方、30日昼過ぎ。最近では自らを「謀反人討伐隊(プラープ・ガボット)」と呼ぶこともある反独裁民主主義同盟の非PTV系幹部のウェーン・トーヂラーガーン氏を中心にした約50人の同盟関係者がサイアム・パラゴン前に集まり、辞任を要求する為に1日に行われるプレーム枢密院評議会議長邸前へ向けたデモ行進に参加するよう呼びかけた。 ウェーン氏によると、1日12:00にサナーム・ルワンに集合した後にプレーム議長公邸に向け行進を進め、14時から約3時間に渡って公邸前で抗議活動を展開する予定だという。 当局側は、サイアム・パラゴンの地上階入り口を封鎖し周辺を鉄柵で防御するなど、厳戒態勢で警備に臨んだ。 また、サイアム・スクエア前のバス停付近でウェーン氏が演説を行っている最中に、子供2人を連れた女性が「出て行け、お前等のような売国奴・悪人の手先には抗議活動をする資格は無い」と叫び、当局側が制止する場面も見られたが、大きな混乱には至らなかった。 * また、同盟PTV系幹部のヂャトゥポン・プロームパン氏は29日に、1日にプーヂャッガーン紙・ASTVの社屋前を封鎖し抗議活動を展開する方針を明らかにしていました。
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