・26日夜半、ソンクラー県サバーヨーイ郡内で、小型トラックで路上を走行中だった38歳の元タムボン行政機構評議会副議長の男性が、路上脇に潜んでいたと見られる人数不明の一味の銃撃で死亡。死亡した男性は、地元サッカーチームの監督でチームメンバーの内19人がグルーセ・モスク事件の際に死亡していた。 ・26日夜半、パッターニー県マーヨー郡内で、バイクで村道内を走行中だった40歳のイスラム系住民男性が、路上脇に潜んでいた何者かに銃撃され死亡。 ・26日深夜、ヤッラー県ラーマン郡内で、初等教育事務所が放火。 ・26日深夜、ヤッラー県県都内で、401号線沿いにあった休憩用のサーラーが放火。 ・27日未明、ヤッラー県グロンピナン郡内で、学校の調理室が放火。 ・26日深夜から27日未明にかけて、ヤッラー県県都内で電柱の固定用ボルトが外されたり、幹線道路上に切り倒された立木が放置されるなどされる。27日にエジプトの宗教指導者が同地を訪問する予定だった。 ・27日7:30過ぎ、パッターニー県県都内で、自動車ショールーム前の路上に仕掛けられていた爆発物が爆発。人的な被害は無し。爆発現場から約10メートル離れた場所を走行中だった国境警備警察隊の車列の通過に会わせ起爆したと見られる。 ・27日午前、ヤッラー県県都内中心部で、仏教系住民約300人が道路を塞ぎ、県都警察署捜査班指揮官の更迭に反対を唱え座り込み抗議活動を開始。住民側は、指揮官が南部情勢に関与した実行グループに対する取締で大きな働きをしてきたと主張。最終的に第九地区警察本部側が、住民側の要求を受け更迭決定を取り消した事を受け15:00過ぎに散会。 ・27日昼前、パッターニー県県都内で、同地を訪問中だったエジプトの宗教指導者の車列の通過前に爆発物が爆発。爆発により路上に2メートル程度の陥没が発生したが、初期報道段階では人的な被害は確認されていない。 ・27日昼前、ナラーティワート県県都内にある3ヶ所の華人系住民が経営する雑貨店内でほぼ同時に爆発が発生。爆発が発生した雑貨店の内の1つの経営者は学校の教師だった。尚、人的な被害は無し。何れも爆発発生数分前に客を装って現れた男が爆発物を仕掛けたと見られる。 ・27日17:20頃、ヤッラー県県都内中心部にある交差点付近で爆発が発生し、初期報道段階で2人(3人とする報道も)が死亡し重傷者5人を含む20人前後が負傷。交差点付近にある民家前に駐車してあったバイクに爆発物が仕掛けられていたと見られる。爆発発生当時、付近一帯は帰宅途上に食料品を購入する住民等で賑わっていた。 ・27日夜半、ソンクラー県サバーヨーイ郡内で、学校が放火されるも発見が早くボヤ程度で消し止められる。ほぼ同時刻に同郡内の路上脇に消火器爆弾が仕掛けられているのが発見され安全処理される。
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