アディソン首都圏警察本部長は29日、サナーム・ルワン内に於ける拡声器の使用や演台の設営を厳格に禁止すると共に違反者に対しては厳格に法を執行する方針を決定した事を明らかにしました。 これは、首都圏警察本部、バンコク都庁及び第一地区国軍本部を交えた30日に予定されているPTVの集会に対する対策に関する協議の席上で決定したもので、集会そのものに対しては禁止措置を講じないとしていますが、PTVやタクシン支持派色が強いピラープ・カーオ等が集会の開催を計画しているサナーム・ルワンに関しては、過激な事態に至ることを未然に防ぐために29日夕方から4月5日まで夜間の一時閉鎖措置を講じると共に集会に参加する者を含む入場者に対するチェックを厳格に行う方針を明らかにしていました。 一方、29日夕方に予定されている、スラユット首相とソンティ国家安全保障評議会議長間で行われるバンコクを対象にした非常事態宣言発令の是非に関する協議に先だってスラユット首相が前回のクーデター時に暫定首相を務めたアーナン元首相と面会している事が確認されています。 尚、30日にサナーム・ルワンで集会開催を計画していたPTV側は、同所に夜間一時閉鎖措置が講じられる方針が決定された事を受け場所をバンコク都庁前広場に移し予定通り集会を開催する方針を明らかにしていました。 また、PTV設立発起人の1人であるヂャトゥポン・プロームパン氏は29日、北京でタクシン前首相と面会した事は認めたものの、PTV設立や反クーデター活動の為の資金提供を要請していたとの噂に関しては否定しているようです。
【Coup D'etatの最新記事】
下院議長選出投票で連立与党の一部票がバン...国家安全保障評議会が活動を終了下院議会、副議長2人もパラン党から下院議会、ヨンユット・ティヤパイラット氏...国の事を第一に考え連立参画を決断したとバ...タイの地元新聞を読む