南部国境三県域に拠点を置く安全保障関連当局の情報当局筋は2日までに、3日から15日にかけて南部国境三県及び県境を接するソンクラー県の一部地域内で大規模な破壊活動が計画されている恐れがあると警告しました。 同筋によると、複数の情報当局間で一致する情報として、2月18日に南部国境三県及びソンクラー県の一部郡内で発生した広域同時爆破・襲撃・放火事件により組織の潜在力を確信した新興分離主義組織RKKの息がかかったブゥーサートゥー(旧来の組織とは別)やプゥームードー、プゥームーディーといった小規模組織がマーカブーチャーの日である3日から分離主義組織BRNの創立記念日である13日を挟んで15日までの間に、当局側の武器強奪を狙った武器庫襲撃を始め当局施設や民間企業等を狙った攻撃を計画している恐れがあるとのこと。 また、情報当局が2月18日に発生した広域同時爆破・襲撃・放火事件の背後関係を調査した結果、RKKの息がかかったブゥーサートゥーやプゥームードー及びプゥームーディーと名乗る小組織に所属する女性を含む若者グループが実行部隊として関与し、その背景に組織側の潜在力の誇示と域内に於ける影響力拡大という思惑があったことが判明しているようです。 また、事件に関与した組織は、日頃から勢力拡大の為に各受け持ち地域内で統括者がパッターニー国の歴史に関する教授を織り交ぜながら政府に対する憎しみを住民等に植え付けており、これまでに各受け持ち地域内の男女、大人子供の70%前後が組織側のシンパになっていると見られているようです。
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