国家安全保障会議のプラギット事務局長は20日、南部国境三県域内で18日に発生した同時広域爆破・襲撃・放火事件は、先に政府側が分離主義組織側との対話推進路線を再確認した事に対する一味側の回答であるとの認識を示しました。 プラギット事務局長は発言の中で、新興分離主義組織のRKKが中心になり今回の事件を引き起こしたと報じられていることに関しては直接的な確認を避けた上で、今回の事件はマレーシア政府側がタイ政府側が再確認した平和・対話推進路線を指示した上で協力を申し出た事に対して、一味側が回答を示したものであるとの認識を示していました。 政府が打ち出した対話推進路線に対して、これまでに分離主義組織の統轄組織と目されるブーサートゥー首領のワンカディル氏(但し、現在南部で発生している一連の不穏な動きに関与している組織に関しては皆目見当が付かないと発言)やPULOの関係者が歓迎を表明していますが、現在南部で発生している一連の不穏な動きの中心的な役割を果たしていると見られるサペーイン・バーソー容疑者が首領を務めると見られるBRNコーディネートや実行部隊として中心的な役割を果たしていると見られるマセー・ウセン容疑者が首領を務めると見られる新興分離主義組織のRKK何れも一切コンタクトが取れていない状況が続いているようです。
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