元国家警察本部本部長のサン・サルターノン警察大将がチャート・タイ党副党首のチューウィット・ガモンウィシット氏を相手取り訴えていた名誉毀損の控訴審判決公判が16日バンコク南刑事裁判所で開かれ、裁判所側は執行猶予4年付きの1年6ヶ月の禁固及び30万バーツの罰金の支払いを命じた一審判決に対して、執行猶予4年付きの3年の禁固及び45万バーツの罰金の支払いを命じる判決を下しました。 この裁判は、2003年7月に警察によるマッサージ・パーラーからのみかじめ料徴収の実態を告発し警察と敵対していた当時マッサージ・パーラーの経営者だったチューウィット氏が、国家警察本部の大物警察大将が現金を貰って闇賭博場を見逃していた、国外のカジノで高利貸しをやって利益を得ていた、マッサージ・パーラーの株式を所有していると告発した事により名誉を毀損されたとしてサン警察大将が訴えていたもので、高等刑事裁判所側は、チューウィット氏による根拠に基づかない告発により他人の名誉を傷つけただけでなく、社会に対して大きな影響を与えた事を重く見て、1年6ヶ月の禁固及び30万バーツの罰金の支払いを命じた一審判決に対して、各告発案件に対して1年、合計で3年間の禁固及び各告発案件に対して15万バーツ、合計45万バーツの罰金の支払いを命じる判決を下した上で、4年間の執行猶予期間を与えると共に一審判決通り他人の名誉を傷つけるような過激な発言を2年間禁じる命令を下しました。 尚、チューウィット氏側は上告する意向を明らかにしているようです。
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