現在北京に滞在中らしいタクシン前首相は、法律顧問のノパドン・パッタマ氏に対して、4月2日に行われた総選挙後に行われた首相指名辞退宣言及び一時休養後に再度暫定首相としての職務に復帰したのは、憲法裁判所によって総選挙が無効であると判断された為に直近に迫っていた国王戴冠60周年記念式典や国際花博等の重要な催事が控えていたからで、自らは一度も首相指名辞退宣言を撤回すると発言しておらず、また撤回する意思もなかったと語っていたらしいです。 職務復帰後のタクシン前首相の思わせぶりな行動や発言を見れば、この発言自体が詭弁であるとも受け止められそうですが、どうも首相指名辞退宣言を撤回していないのに自らが陸軍司令長官に据えたソンティ大将に追われる身となった事に対する不満が募っていたみたいですね。 一方、政党解党審理に絡んでタイ・ラック・タイ党側がタクシン前首相を第一の証人として憲法裁判所に召喚するように要請する動きを見せている事に関しては、「情勢悪化の責任をなすりつけられる」恐れがあるとして、充分に検討を重ねた上で帰国の是非に関する結論を出すと語っていたらしいです。
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