2025年7月5日(土)から 8月2日(土)、タイ出身の若手アーティストであるサリーナ・サッタポン(Sareena Sattapon)の個展「When you find you in the middle of emptiness」を、東京・新宿のルートKコンテンポラリー(√K Contemporary)で開催する。
ルートKコンテンポラリーによると、サリーナ・サッタポンは、タイの少数民族出身。バンコクのシラパコーン大学で修士号を取得後、東京藝術大学グローバルアートプラクティス専攻で今春、博士号を取得。近年ではCAF賞2022最優秀賞、2024年にはTokyo Midtown Award 2024準グランプリ、野村賞を受賞した。
同個展では、旧作から新作まで、絵画、写真、映像、インスタレーションといった多彩な作品群を展示。会期中の7月26日(土)には、サウンドセラピストを迎えたメディテーションイベントを開催する予定。
タイから日本へと移住し、博士課程へ進みながら創作活動を続けたサリーナ。一つのステージが終わった今、立ち止まり、内省を深めることで、表現者としてまた新たなステージへの一歩を踏み出し始めており、同個展では新たなシリーズ《When you find you》を発表。これまで自身の信念や挑戦を表現してきた作風とは異なる、鑑賞者を包み込むような温かみのある新たな一面を見せているという。
サリーナは、すべてが絶え間なく進化し続ける社会に生きる現代人にとって「立ち止まる」という行為は、とても難しいかもしれないが、成長し、前に進むためには休息をし、自身がどこにいて、どこに向かうのか、「小休止」することの大切さを感じてほしいと話している。